のぼりのデザインはどうするか?
これが一番重要である。
のぼりといえば「大安売り」の文字のイメージがあるのではないだろうか。
実はこれ。
のぼりの特徴を最大限に生かしているとも言えるのである。
どういうことか。
イベントやサービスなど、なんらかの告知をする場合には、情報をきちんと載せる必要がある。
しかし、のぼりは動きがあるので、あまりに細かな文字などは読みにくい。
パッと見て内容が理解できる程度のデザインであることが必要になるのだ。
桃太郎、有名な昔話ですね。
幼い頃よく読み聞かせてもらった覚えがある人も多いのではないでしょうか。
では、彼が掲げている「日本一」の旗、名前はご存知でしょうか?これは桃太郎旗と呼びます。
実はこの桃太郎旗は、戦国時代に普及したのぼり旗と同じものを意味します。
のぼり旗とは、戦国時代の合戦を描いた風景によく登場する、武将の家紋が入ったのぼりです。
敵味方入り混じって戦う合戦場で瞬時に味方と敵を見分ける手段として広まりました。
戦国時代の武士の戦に欠かせないものだったのですね。
ここで桃太郎は何をしに行ったのかを考えてみましょう。
桃太郎は鬼を退治しに行きました。
鬼ヶ島へ敵の鬼を退治する為に、おともの犬や猿、キジと共に戦をしに向かったのです。
鬼と合戦をするにあたって、「日本一」の目印を掲げて向かったのは、戦国時代の武将と同じ理由だったのですね。
昔話でお馴染みの桃太郎、何気なく描かれていた「日本一」の旗にこんな背景があったのです。
一方セールの告知や店の案内では、まず遠くから目を引くこと。
そして、告知したい内容をいかにインパクトを持って見せることができるか
そういった点に注目してデザインを考えるといいのではないだろうか。
そのためにも、情報量を精査する方がいい。
のぼりのデザインでもっとも重要なことは情報を詰め込みすぎないということ。
いかに完結な内容で告知ができるかということである。
そうして生まれたのが「大安売り」ののぼりなのである。
つまり、厳選した情報量と視覚に強く訴える色使い。
この戦略を下に作られているのである。
そして、効果的な色配置についても研究した方がいいだろう。
例えば「大安売り」ならシンプルに赤と白。
コントラストの強い配色は視認性が高い。
そして赤字はセールを連想するだろう。
目を引くということに重点を置くと、適した色、適さない色というのがある。
訴求したい内容によって、色や配置は変化させると効果的である。
produce by のぼり旗をどこに置くか?って意外に大事!!